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おひとり様の老後1(お金、住まい、同居)

老後は誰も不安なものです。さらに少子化や晩婚化、高齢での離婚率の増加などによって、いわゆる「おひとり様」の人数も増え続けています。

  • 兄弟がいない方(一人っ子)
  • 子どものいないご夫婦
  • シングル(独身)の方
  • 配偶者に先立たれてしまった方

こうした「おひとり様」にとって、老後の「お金」「病気(認知症)」「孤独死」は大きな不安です。少しでも不安を除くために、今からできる準備をご紹介します。

おひとり様の老後にはいくらのお金が必要か

一般的によく言われる「老後資金3,000万円」の根拠は、会社を退職して公的年金以外の収入がない期間に、「必要な支出に対して年金でまかなえない差額」のことを指しています。当然のことですが年金額は個人によって違います。ですので、ご自身の場合にどれくらいの金額が必要になるのかを、予め試算しておくことが重要になります。

高齢無職世帯の平均支出は単身で14万円という統計があります。統計はあくまでも平均額ですので、現在の生活費を把握して試算してみてください。では収入をみてみます。

国民年金(2014年5月現在):満額で年78万円
厚生年金(2014年5月現在):受け取り方などの条件により変動。
(※月額報酬62万円以上の報酬を上限として年金額には反映されません。)
受け取る年金は国民年金と合わせて月額20万円程度が平均的な額になるようです。

厚生年金に関しては、1960年生まれ以降の若い世代は保険料負担が受給を上回るという結果となっており、その差額は90年生まれで約1,300万円の負担超過です。

消費税の増税に伴って支出が増加する一方で、年金支給年齢の引き上げが検討されており、公的年金をあてにできない期間、つまり仕事をしていない場合は貯金を切り崩して生活する他に無い期間が長期化する可能性があります。そこで、足りない金額を予測して生活費を確保する必要があるのです。

さらに病気などで介護が必要になった場合、医療費や介護費用が加わります(介護費用について詳しくは介護の費用をご覧ください)。

つまり「老後資金3,000万円」は、もっと大きな金額になっていく可能性があるのです。年金の実情はこちらを参考に。「年金で老後を生きられるのか?

日本年金機構の「ねんきんネット」では、ご自身の保険料納付の履歴から、年金の受給額を簡単な操作で試算するシステムが公開されています。 まずは年金額の確認から始めてみてはいかがでしょうか。

 

おひとり様はどこで暮らせるのか

住まいは生活の中心となる重要な要素です。では、「おひとり様」にはどのような選択肢があるのでしょうか。

  1. 自宅で一人暮らし
    メリット:慣れ親しんだ住まいなので近所との付き合いを含めて精神的に安心できる。
    デメリット:病気や突発的な怪我、孤独死などが不安。
  2. コレクティブハウスで半共同生活
    メリット:プライバシーを保ちつつ、お互いに支え合うことができる。
    デメリット:気の合わない人と一緒になった場合の精神的負担、家賃による経済的負担がある。
    ※コレクティブハウスとは 複数の世帯が、1つのダイニングキッチンや庭などを共用し、相互に交流し、支え合う共同生活を営むための住宅。(出典:「コトバンク」より)
  3. ケア付き住宅
    メリット:緊急時に助けてくれる人がいる安心感がある。
    デメリット:やや高額で、介護の質にむらがある。
  4. 老人ホームなどの施設
    メリット:生活全般で安心できる。
    デメリット:経済的負担が大きく、介護の質にむらがある。
  5. 親類などとの同居
    メリット:家事や経済的な面で協力できる。
    デメリット:生活リズムやプライバシーの問題から人間関係が悪化する可能性がある。

元気なうちに、足を運んで実際の現場を見ることを強くおすすめします。そのことで、自分のライフスタイルに合った住まいを絞ることができれば、将来に少し明るさが灯る気がしませんか?

おひとり様は同居すべきかどうか

自宅で親類と同居する、或いは自分が親類の住まいで同居する、どちらにしても、どちらかが新しい環境に慣れる必要が出てきます。なじみのない土地で暮らすことは、精神的にも肉体的にも大きな負担となることは事実です。お互いにその環境で暮らすことが大きな負担にならないのかどうか、実際に見て体験することが重要になってくるでしょう。

  • どんな土地柄なのか
  • ご近所にどんな人が住んでいるのか
  • どんな家の構造なのか
  • 同居する人の日常的な生活習慣

などによって、同居による協力体制が築けそうかどうかの手がかりにしてみることをおすすめします。

 

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