介護サービス(デイサービス/デイケア/ショートステイ)
介護サービス(デイサービス/デイケア/ショートステイ)
介護サービスとは、介護保険における要介護認定を受けた要支援、要介護者に提供される介護のサービスのことです。ここでは、在宅で過ごしている人が一時的にあるいは一定期間施設で過ごせるサービスについて紹介します。
デイサービス(通所介護)
在宅で過ごしている、要介護または要支援の認定を受けている人が、デイサービスセンターへ通って受けるサービスです。
デイサービスセンターでは、入浴や食事、排泄の介護に加えて、レクリエーションも行われていることが多いようです。レクリエーションでは、歌や踊り、手芸や書道、軽い運動など、無理なく楽しめるものがとり入れられています。送迎のサービスもあるのが一般的なようです。
大勢の利用者やセンター職員と過ごせるので、おしゃべり等も楽しめて気分転換できる人も多いようです。同居して介護にあたっている家族も休息の時間が取れるので、介護の負担がかなり軽減できます。
ただ、中には、集団で過ごすことになじみにくい場合や、そもそも施設に行くこと自体を嫌がる場合もあります。事前に家族といっしょに見学するなど情報収集を行い、利用者本人の意向も尊重して通所を検討することが大切です。
デイケア(通所リハビリテーション)
在病院や診療所、介護老人保健施設で、理学療法士や作業療法士などのリハビリテーションが受けられるサービスです。要支援の認定を受けている場合は、介護予防通所リハビリテーションのサービスが受けられます。
通所介護と同様、送迎や食事、入浴のサービスが行われていることもあるようですが、中心になるのはリハビリテーションです。リハビリテーションを受けることを目的としない場合は、通所介護(デイサービス)を選ぶ方がいいでしょう。通所介護(デイサービス)の方がレクリエーションが充実していたりして、楽しく過ごせることが多いようです。
ショートステイ(短期入所療養介護)
要介護の認定を受けた人が、期間を限定して短期間だけ施設に入所できるサービスです。
利用できる施設は、介護老人保健施設や療養病床のある病院・診療所で、入所中は、日常生活の身の回りのことや機能訓練、介護、医療面のサービスが受けられます。基本的に、入所した施設で暮らしている人と同じように生活します。
このサービスは、介護者の急病や事故、旅行、冠婚葬祭や、介護者に休養が必要な時などに利用されることが多いようです。介護が必要な人のためのサービスであると同時に、介護をする家族のためのサービスでもあると言えます。
予約が必要な場合が多いようですが、緊急での入所枠を設けてある施設もあるので、万一の場合を考えて、日頃からケアマネージャーに相談して入所先を検討しておくといいかもしれません。最長で、1ヵ月に30日まで利用できますが、要介護度によって介護サービスの利用可能な限度額が異なりますから、自己負担が必要となる場合もあります。
同様のサービスに、「短期入所生活介護」があります。これは、特別養護老人ホームで行われているサービスです。医療面のサービスの必要がない場合は、こちらのサービスが選択できます。