アルツハイマー型認知症の父母の面倒を見る(50代男性)
父母がアルツハイマー、私自身もADDと自閉症スペクトラムです
私は北海道在住の50代の男性で自営業の手伝いをしており、父と母と同居しています。
父が90代、母が80代です。兄が神奈川におります。
両親ともにアルツハイマーだと思われます(父が一度進行性核上性麻痺と診断され、その後覆りました。父が検査入院を拒んだため、正式な診断がおりておらず、アルツハイマーではないかと言われています)。
父が要介護度3で、母が要介護度2です。
2015年ぐらいから、父母の認知症の症状が出始めました。デイサービスは父が拒否をし、母も追従しているため、両親ともにそういったサービスを受けてはいません。在宅介護です。
そして私自身も、ADDと自閉症スペクトラムを併発しています。私自身の症状もあるため、通常の介護より複雑な状況になっているかもしれません。
父母と私にとっての、お薬カレンダーでの管理
両親が認知症になって、まず第一に困ったのが薬の管理です。
認知症が進んでいて、薬を飲んだか飲んでいないのか分からなくなったことがあります。本人に聞いても、覚えていないと言われます。
なので日々の無薬はお薬カレンダーで管理しています。
一週間分の、飲む予定の薬をお薬カレンダーに入れて、スタンバイしておきます。ただこのお薬カレンダーは、クリーム色の物しか、見かけたことがありません。
我が家は両親ともに認知症なので、母のために使うと、父の分に関しては使用できませんでした。
私にとって、薬の下準備が面倒くさかったのですが、お薬カレンダーに必要な薬を入れてから、数を勘定することで何とかしのいでいます。入れた後に数を勘定しないと、入れ間違いが発生するからです。
症状の進行とともに、さらに薬の管理が困難になってくる
しばらくして、症状が進行してきて、ついさっき飲んだ薬の記憶すら怪しくなってきました。そのため、母が飲んだ薬の殻を捨ててしまい。薬の確認ができなくなりました。
母曰く「飲んだことは知っているから大丈夫」だと言うのですが、薬の殻を捨てた後に「薬を飲んだのか飲んでいないのか覚えていない」と聞いて来るようになりました。
困り果てた私は、ケアマネージャーさんに連絡を取って、殻を取っておくというアドバイスをいただき、殻の有無で、飲んだか飲まないかを確認できるようになりました。
どうやら、母は衝動性が強いのか、薬を飲んだ後に「ゴミはさっさと捨てなくてはいけない」という理由で薬の殻を捨ててしまうことがあり、なかなか目が離せません。
また、薬を飲む前に栄養ドリンクを飲んでしまって、薬をすぐに飲むのはいけないと言い出して、一時間待つと言い出したこともあります。
私も発達障害があり、一時間経過したことを忘れてしまうので、悪いとは思うのですが、忘れた頃を見計らって飲むのを勧めたたことがあります。
また、母は、中々薬を飲みたがらず、片手に薬を入れたまま室内をうろつく癖があるので、薬を落としやしないかと、ハラハラし通しです。特にレミニールは水分を吸うと溶けてしまうのですが、母が水気のある所に薬を置きがちなので参ります。
一度、目を離した時に、同じ薬を二度飲みそうになって、慌てて止めましたが「私が嘘をついている」と思い込んで、押し問答になったことがあります。
なかなか信頼を得られず、困っています。
私の外出時には、何度も電話出確認してしまう
両親が認知症になって、まず第一に困ったのが薬の管理です。
たまに私が外出しなくてはならない時など、薬を飲んでくれているのかどうか気になって仕方がなく、何度も電話を入れたりしています。
帰宅後に「飲んだかい」と確認して、「飲んだよ」と言われたので安心して寝たら、翌朝見たら全部残っていたこともあり、油断は禁物です。
父の場合は、頑なに「自分で薬を管理することが患者の自立心に繋がる」と主張するので、仕方なく本人任せにしていますが、ほとんど飲んでいないことが多く、どうしようもありませんでした。
介護者として、この態度は失格なのでしょうが、とにかく本人が頑固なので、対応法がありません。
それとなく声掛けするようにはしていますが、本人の中に薬は食後一時間経過したら飲むというこだわりがあるので、私の方もついつい忘れてしまい、管理を難しくしています。