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認知症の周辺症状3(暴言・暴力/幻覚/焦燥/依存)

認知症の周辺症状3(暴言・暴力/幻覚/焦燥/依存)

暴言・暴力

認知症になると、脳が衝動性(結果を考えずに行動してしまうこと)をコントロールすることが難しくなることがあり、そのため、怒りっぽくなったり制止がきかなくなったりすることがあります。興奮して、暴力をふるうこともあります。男性だけに限らず、女性にも現れることがあります。

脳自体の問題に加え、認知症の人が介護者の行動を誤解しやすいことも原因になるようです。例えば、食事をしたにもかかわらず、食事をさせてくれないと思い込んだり、言葉でのやりとりが困難で、言いたいことがうまく伝わらずいらいらしたりすることです。

自分自身を傷つけたりする人もいるようですが、これは攻撃を自分に向けてしまったことによるもののようです。

幻覚・錯覚

幻覚には、実際にはないものが見える幻視(げんし)や、聞こえないはずのものが聞こえる幻聴(げんちょう)などがあります。

認知症の人の10~30%程度に、幻覚の症状が出ると言われています。幻視では、動物や植物などはっきりとした対象物が見えたり、光や色など、何なのかはっきりしないものが見えたりすることがあるようです。幻聴では、何の音かわからないけれど音が聞こえたり、誰かが話をしている声が聞こえたりすることがあるようです。

幻視は、レビー小体型認知症の特徴的な症状の一つでもあります。

一方、錯覚の場合は幻覚と違って対象となるものはほんとうにあるのですが、それを他のものと見間違ったりします。例えば、白いシーツを干してあるのを幽霊と見間違えたり、部屋の中から物音が聞こえてきただけで、誰かお客さんが来ていると思い込んだりするようなことです。

認知症の場合、幻覚と錯覚は区別しにくいのですが、錯覚の方が多く現れる症状であるようです。

不安・焦燥

認知症の人は、たとえ自分が認知症であるという病識(自分が病気であると自覚していること)がなくても、今まで自分ができていたことがだんだんできなくなり、もの忘れもひどくなっていくこと自体は、ある程度わかっていることが多いようです。

そのため、不安な気持ちがとても強くなり、どうすればいいのかわからず、焦燥感にかられることもあります。

依存

強い不安があるため、誰かにいつも頼っていたいという気持ちが強くなることがあります。そのため、ひとりになることを嫌って、介護者や家族などに常につきまとうことがあります。つきまとわれる人は自分の用事がはかどらず、ストレスを抱えることになり、認知症の人に余裕をもって接することが難しくなることもあります。

特に、血のつながりのない異性の義理の親子(義父と息子の妻、義母と娘の夫など)などでは、ストレスが大きくなることもあるようです。

 

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